東日本大震災の時には、固定電話も、携帯も通じず、復旧までに時間がかかりました。
私が被災地の方に聞いたところ、docomoが一番に復旧し、docomoに乗り換えるためにショップに並び、別の地区ではソフトバンクが一番に復旧したら、ソフトバンクに乗り換える人達がショップに並んだそうです。
通話も含め、大規模災害が起きた時にはまず情報が大事です。
また大規模災害が起きた場合は通信できなくなってしまうのでしょうか?
こればかりはその時にならないとどうなるかわかりません。
しかし、東日本大震災以降、NTTや携帯電話の各キャリアは災害時に少しでも通信が確保できるよう、あるいは素早い復旧がなされるよう補強や対策をしています。
すべてが通じないとまではいかなくても、平時と同じとは限りません。
その為、いくつかの企業では大規模災害の時にWi-Fiスポットを一般解放することを決定しました。
auの場合
一つ目はauです。
KDDI株式会社と沖縄セルラー電話株式会社は大規模災害が起きた際には公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」のエリアを無料にて開放します。
もちろんau以外の方でも使用できます。
セブン&アイ
二つ目はコンビニのセブン&アイです。
2012年12月1日から全国10,000店舗以上に無料Wi-Fiサービス「セブンスポット」のサービスが開始され、平時は会員登録(無料)のサービスですが、大規模災害時には会員以外の方にも解放します。
セブン&アイグループですから、セブン-イレブン、イトーヨーカドー、そごう・西武、デニーズ等が該当します。
今後も拡大していくようです。
これ以外ににも、発表こそありませんが、東日本大震災ではソフトバンクもdocomoもWi-Fiスポットを無料開放しています。
また、東日本大震災から時間も経ち、Wi-Fiスポット自体も全国で拡大しています。
駅やコンビニ、飲食店以外にも最近ではみずほ銀行がdocomoとソフトバンクのWi-Fiスポットサービスを始めました。
このように今後も平時の顧客サービスとしてWi-Fiスポットが増えれば、大規模災害時にはWi-Fiスポットを無料開放してくれますので、通信が確保できる可能性がさらに高まります。